YUMING TALK · RADIO CM
あの恋の続きを、音楽で。
「ユーミンを語ろう」秋の2分間ラジオCM

秋になると、思い出す手の温かさがある。
駅までの帰り道を、もう少しだけ長く歩きたかった。好きだと言えず、代わりに一枚のアルバムを貸した。恋が終わってからも、歌の中には、名前を呼ばれて振り向いた日の自分が残っています。
今回の「ユーミンを語ろう」は、そんな秋の恋を描く2分間。二人で歩いた道と、一人で歩く今を、ひとつの歌でつなぎます。
ラジオCM「あと三分」篇
女性の独白。目の前の一人に、初めて昔の恋を打ち明けるように。
「寒いね」って言えば、手をつないでくれた。
だから秋が来るのを、少し楽しみにしていた。
駅まで十五分の帰り道。
あなたと歩く日は、なぜか短かった。
改札の前で、もうひとつ話題を探す。
次の電車が来るまで、あと三分。
あの頃、好きだと言う代わりに、
「この曲、聴いてみて」と、ユーミンのアルバムを貸した。
本当は、どの曲で私を思い出すのか、知りたかった。
別れた日の言葉より、よく覚えている。
つないだ手の温かさ。
歩幅を合わせてくれたこと。
名前を呼ばれて、振り向くまでの、うれしさ。
今年も、金木犀が香りはじめた。
同じ駅。同じ坂道。
もう、あなたを待ってはいない。
それでも、あの曲が流れると、改札の向こうに姿を探してしまう。
会いたい、と口に出すほどではなくて。
元気でいて、と言えるほど、遠くもなくて。
そんな気持ちのまま、聴きたい歌がある。
今夜は、荒井由実「旅立つ秋」。
あなたにも、あの人の名前を言う代わりに、聴きたくなる歌はありますか。
ブログ「ユーミンを語ろう」。
歌に重なる恋の記憶を、季節とともにつづります。
あなたの一曲の話も、聞かせてください。
あの恋の続きを、音楽で。
ユーミンを語ろう。
今夜の一曲――荒井由実「旅立つ秋」
「旅立つ秋」は、1974年10月5日に発売されたアルバム『MISSLIM』の最後に収められた曲です。[1]
「聴いてみて」の一言には、曲の感想以上の返事を待つ気持ちがありました。自分が好きな歌を、好きな人にも聴いてほしい。その人の毎日のどこかに、自分の居場所ができたらうれしい。アルバムを貸す約束は、もう一度会う約束にもなっていました。このCMの恋の物語は、原稿のために創作したものです。
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あなたが、あの人に聴かせたかった歌は。
貸したままのアルバム。二人で聴いた車のラジオ。別れてから、しばらく聴けなかった一曲。あなたにも、恋の記憶と結びついたユーミンの歌はありますか。
曲名だけでも、その歌を聴いていた頃の話でも。よかったら、コメントで聞かせてください。
あの恋の続きを、音楽で。
ユーミンを語ろう。


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